教えます!ディレクターへの道のり! 〜苦労も多いけど、完成したときの感動は一入〜

教えます!ディレクターへの道のり! 〜苦労も多いけど、完成したときの感動は一入〜
2015年10月24日 ninefield

番組制作の現場監督とも言えるディレクター。花形とも言えるポジションですが、ここに上り詰めるまでには、たくさんの経験を積むしか方法はありません。それでも「近道」というのは確実に存在します。



 

 



まずはアシスタントから

ディレクターという責任重大なポジションをいきなり担当するということは、まずありません。まずはアシスタントディレクターとして、ディレクターの仕事を学んでいく必要があります。主に撮影や編集の準備が主な仕事ですが、先輩ディレクターたちの番組作りに対する考え方やテクニックをどんどん盗んでください。また常に「自分だったらこうする」という考え方を習慣にしていれば、将来自分がディレクターになったときに大きく役立つことは言うまでもないでしょう。

 

ディレクターの苦労

いよいよディレクターとしてデビューを迎えると、また新しい世界も見えてきます。私が大変だなと感じたのは「伝える」という部分。まずは作品に力を貸してくれるスタッフへの言葉での表現の伝え方。例えば音楽ライブの撮影で「ここは激しく」と一言に言っても、5人のカメラマンは同じようには受け止めてくれません。またナレーターさんに原稿を読んでもらう時でも同じようなことが言えます。「もっとやさしい感じで」と言って汲み取ってくれるナレーターさんもいますが、「小声でゆっくり読んで下さい」と伝えるほうがナレーターさんは理解しやすかったりもします。抽象的なものを表現していかなければいけないディレクターにとって、イメージの言語化という作業は、作品を作る上での生命線とも言えるだけに、言葉の選び方というのは苦労する部分です。

 

「やりたいこと」への近道

テ「バラエティのディレクターになりたい!」「私はスポーツのディレクターをやるためにこの世界に入った!」と目標とする分野があるのであれば、絶対にやっておかなければいけないことがあります。それは「自分のやりたいこと」を一緒に働く仲間へと発信していくことです。これは自分の経験として感じている部分でもありますが、これまでお世話になってきた諸先輩方の言葉でもあります。映像制作の世界でも、スタッフのポジティブなパワーが大きければ大きいほど、完成する作品もより良いものになることは間違いありません。「やりたい」を共感・共有できる人間が求められる以上、いろんな現場で「やりたい」を発信しておくことが自分の目指すディレクターへの近道なのではないかと思います。

 
話は前後しますが、指向の異なるたくさんの「やりたい」を持つスタッフをまとめ上げるのも現場監督たるディレクターです。個性の強い人間がぞろぞろと集まった世界ですから、ディレクターという仕事の大変さは、みんなのやる気をひとつにする事なのかなと、つくづく感じる今日このごろです。

 

テキスト:ナインフィールド
ディレクター 村松 敬太