意外と馬鹿にならない!動画における縁の下の力持ちSE(効果音)

意外と馬鹿にならない!動画における縁の下の力持ちSE(効果音)
2017年8月25日 ninefield

動画において音楽はすごく重要です。たとえばただのバラエティ番組でも、映画の感動的なシーンで流れてきそうなピアノソロやオーケストラなどをバックで流したら、すごく感動的な場面に見えてきます。それくらい映像の印象を変える力があるのが音楽。そんな音楽の中でないがしろにされがちなのが、SEです。でもSEも、実は映像制作に与える影響はすごく大きいんです。



 

 



SEは強調力

SEというのが映像において当てはめられる場面は多々あります。たとえばテロップを出すシーン。あるいは誰かが何かに気が付くところ。クイズなどで正解や間違いを発表する場面。画面切り替えの際にも合いますし、時計を進めたい時などにちくたくと時計の音のSEを入れるとよりはまります。

このように多岐にわたっている、SEを入れることができるシーンですが、その目的は根本的には一つ。シーンの強調です。SEが入ることによって、ぐっとそのシーンに付け加えたい効果を強調することが可能になります。

 

映像制作にはメリハリが大事

たとえば10分くらいの映像を見ているとします。その映像が、10分くらいずっと同じテンションで進むと、たとえ最初は素敵な映像に見えたとしても、どうしても途中で飽きてきてしまいます。YouTubeなどを見ていて「もういいかな」と思って途中で消したり飛ばしたりしたことがある方も多いのではないでしょうか?

それはやっぱり、メリハリがないからです。SEを入れることで、ぐっと強調される場面が出てきたら、それによりその映像はぐっとメリハリがつきます。だから、多少長い映像でも見ることができるようになるんです。

テレビ番組などにはそうしたメリハリの工夫がたくさんありますよね。単純な構成(たとえば途中でCMを入れて引っ張る、派手なスタジオと見慣れたロケ風景を行き来して目を飽きさせない等)もそうですが、SEの数も非常に多いです。それは当然、尺が長い映像を飽きさせないように見せるためにはどうすればいいのか、わかっているからに他なりません。

 

よいSEは邪魔をしない

強調するために入れるSEですが、邪魔をしてしまっていては元も子もありません。たとえば音が大きすぎると良くない。音が大きすぎると、今度はそこに注目が集まりすぎるんです。あえてそうしないといけないシーンもありますが、基本的にはそれは悪手。さりげなく強調してこそ、SEの意味があるんです。無駄に強調力がありすぎると、それはそれで飽きにつながりますから。

だからおそらくテレビ番組を見ていてSEが入ったときに、「あ、今SEが入った」とSEを気にしたことがある方はいないのではないでしょうか?それくらいさりげなく映像を盛り上げてこその、SEなんです。そしてそういうSEが入っている映像は、見ていて飽きない良い映像だと言えます。

こんな風に、目立たないし目立たないことが仕事でもあるけれど、すごく重要な役割を果たしているのがSEなんです。年々その重要さは上がってきており、映像制作会社などでもSEを自分たちのオリジナルで制作するところも増えてきています。

 

テキスト:ナインフィールド
プロデューサー 笹木 尚人