一線級のプロとして活躍するために!映像以外で身に着けておきたい3つの知識

一線級のプロとして活躍するために!映像以外で身に着けておきたい3つの知識
2019年10月21日 ninefield

映像制作のプロとして活躍するためには、当然映像制作のスキル・知識が必要になります。逆に言えばそれらの知識は、映像制作者であれば誰だってある程度は持っているということになるでしょう。
そのためもし一線級のプロになりたいのであれば、映像以外のところでも幅広く知識を身に着けておく必要があります。たとえばここで紹介するような3つのことに関しては、身に着けておくとかなり役立つでしょう。



 

 



音楽編集に関しての知識

音楽と映像は切っても切れない関係にあります。どれだけ綺麗な映像が撮れていても、音が汚かったら見る人は再生を止めてしまうでしょう。映像と、それに見合った音質・雰囲気の音楽があってこそ、初めて映像は完成となります。

プロとして映像編集をする中で、そんな重要な音の編集を任されることも多々あります。もちろん会社の規模によっては、音は音で専門のスタッフが編集を行うというところもあるものです。ただ多くの会社では、編集者は音の編集までも行わないとなりません。

たとえばノイズをできるだけ取り除くようにしたり、あるいはBGMの低音をブーストしたりハイをカットするようなこともあれば、映像の長さに合わせて適当なところでカットして、違和感なく曲の最後の方とつなぐようにしないといけないことなども出てきます。

ある程度は感覚で行うことができますが、実際に音楽制作や音楽編集としてもプロレベルの知識を身に着けておけば、よりクオリティ高くそれらの作業を行えるようになることは間違いありません。それは自分だけの大きな武器になりえます。

 

著作権などの法律関連の知識

会社に守られているうちは、会社のルールにのっとって仕事をすればそこまで法律関連の知識が役立つことはありません。ただもしフリーランスになったり、あるいはフリーランスにはならずとも、会社に所属しながら別のところでも仕事を受けるようになったりしたら、そこでは法律関連の知識がある方が仕事を進めやすいです。

たとえば著作権関連の知識。どこまでがOKがどこまでがダメなのかが明確にわかっていれば、その分素材なども使いやすくなりますし、それにより作品のクオリティも上げやすくなるでしょう。また当然その知識は自分をトラブルから守ってくれることにもなります。

個人で仕事を受けないにしても、編集者やディレクターにそうした法律のしっかりとした知識があれば、会社はより安心して仕事を任せやすくなりますし、仕事を依頼する方も安心してその会社に頼めるようになるでしょう。

 

パソコンに関しての知識

映像制作関連の人は機械に強いと思われがちですが、制作ソフトウェアの扱いには詳しくてもパソコンのハードの方に詳しいという方は意外と少ないです。

「こういうエフェクトならこういうものを搭載しているパソコンの方がスムーズに進めやすい」とか、「このパソコンのこの部分をこれに変えれば、レンダリング時間の短縮が望める」とか、そういう知識があればより効率的な仕事に繋がり、プロとして重宝されるようになるでしょう。

 

映像制作者の学びは終わらない

当然映像のスキルについても学び続けないとなりませんし、それ以外にもこれらのことを学んでおいた方が良いわけですから、映像にかかわる人の学びに終わりはありません。学べば学ぶだけ自分に返ってくるのは確かですから、暇を見つけてはいろいろな知識を磨いていくとよいでしょう。

 

テキスト:ナインフィールド
プロデューサー 笹木 尚人