バーチャル世界に見出す新しい映像の形とは?

バーチャル世界に見出す新しい映像の形とは?
2024年3月4日 ninefield

 VR動画にバーチャルYouTuberの出現、さらに一昔前に大流行したポケモンGOなどのように、仮想世界を用いた新しいサービスというのも、どんどん一般的になってきています。
行ったことのない街でも自由に街を歩く感覚を味わうことが出来るなど、実際のメリットも大きいバーチャル世界。
バーチャルな映像世界をどんな映像ビジネスにつなげていけるでしょうか?
そしてそのような新しい映像世界の中で、映像クリエイターはどんなスキルを身につければよいのでしょうか?



 

 



見る映像から体験する映像に形を変える

これまでのECサイトでは、あまり映像の活用というのは見られませんでした。でもバーチャル世界の映像というのは、ECサイトと相性が良いです。
たとえば洋服のECサイト。
バーチャル世界の中に自分の身長体重、体型と同じようなサイズ感のマネキンを用意して、その中で服を着させることで、実寸表記ではわからないような明確なサイズ感が分かるようになります。動画なので引きで服を見て、全体の雰囲気をつかむことだって可能です。実際にお店に足を運んで服を見ているのと同じような感覚を得られます。
このように、これからの映像は、見るものではなく「体験するもの」へと形を変えていくでしょう。
そのためECサイトのように、何かを体験させることが効果を生むような業界へのアプローチというのは、映像ビジネスにおいてすごく効果的になります。
実際、「内見が不可避だけどそれが面倒だった」という悩みを持つユーザーが多い不動産業界では、すでにVR映像を取り入れて、内見を「体験」を実施している業者も見られます。

3Dへの専門性も増していく

何かを体験できるような、本格的な3D世界の構築には、Cinema4dのスキルやMayaのスキルが必要になります。
しかしまだまだCinema4dやMayaのクリエイターは、PremiereやAfter Effectsを扱える人と比べると数が多くありません。バーチャル世界の需要が増すということは、イコールでこうしたMayaやCinema4dを扱えるクリエイターの需要が上がるということでもあります。この世界で生き抜きたいなら、これらのスキルは早めに身に着けておいた方が良いでしょう。
また、求められるスキルは映像制作で使われていたようなツールだけではありません。今の3D映像には、Unityのようなゲーム開発エンジンを扱う力も求められています。
実際、VTuberをメインのコンテンツとしている会社では、「Unity」と「Maya」、それとこれまでの映像制作者でも扱えるような「After Effects」と「Premiere」の4つを扱える動画編集者を募集していました。
これからの映像世界についていくためには、3D空間を作るための総合的なスキルを身に着けていった方が良いでしょう。

今後ますます発展するのは必然

これから5G通信が一般化すれば、VRの4K8Kというような、現状ではすごく重たい映像であっても問題なく閲覧可能になるでしょう。綺麗な映像をスムーズに、目線のように動かせるようになれば、それはもはや本当に体験しているのと大差ありません。
今後バーチャル映像が発展していくのは必然です。この波に乗り遅れないように、今のうちにスキルを身につけたり、ビジネスを展開してみるのも良いでしょう。

テキスト:ナインフィールド
プロデューサー 松野 一人