レシピ動画は、近年の映像業界の中でも、スマッシュヒットといってもいいジャンルの動画です。大手のレシピサイト、アプリなどもこぞって映像を採用し、映像業界と料理業界の相性の良さを感じさせられました。
ただそんな風に映像業界と相性の良いジャンルというのは、何も料理だけではありません。
DIY業界と映像業界はピッタリ
料理業界と映像業界の相性が良かったのは、料理というのは言葉だけで説明されてもわからない点が多々あったからです。同様に言葉だけで説明されてもよくわからない人が多いことの一つにDIYがあげられます。
慣れている人であればなんてことないことであっても、慣れていない人にとっては道具の持ち方から何から全然わからないでしょう。そこで動画の出番です。
動画であれば見よう見まねで行うだけですから、特別な知識は必要ありません。難しく思っていたことも、簡単にできるようになるでしょう。まさに料理と同じような状況といえるのが、DIY動画になります。
掃除や洗濯などの家事業界とも相性は良い
料理は家事の一つであり、日々行わないとならないものです。日々行わないとならないものだから、どうせならクオリティをあげたいと思って、レシピ動画でいろいろと学んでいるという人も多くいます。
それならば同様に、掃除や洗濯などのスキルをあげたいと考える方も多いでしょう。掃除や洗濯のスキルも、やはり言葉で説明されてもいまいち理解しづらいものです。しかし実際にそれをやっているところを見せてもらえれば、見よう見まねで可能になり、スキルアップにつながります。
またこうした業界であれば、そのまま販促につなげやすいというメリットもあるので、ビジネスとしてはうってつけなのではないでしょうか。
勉強と動画というのも相性は抜群
もう一つ、レシピと動画のように相性が抜群のジャンルがあります。それが勉強です。
たとえば学問という意味での勉強では、東大生のノートの取り方を動画で見せてもらったり、あるいはどんな自習をしているのかということを動画で見せてもらうことで、同じような勉強方法で勉強ができるようになります。ただ勉強しろ、授業に集中しろと言っても子供は闇の中を手探りで進むようなものですが、こうやって勉強の仕方を理解させてあげることができれば、各段に勉強の効果は上がりやすくなるでしょう。
勉強という意味では、スポーツの動きを映像で解説するのだってすごく効果的ですし、映像制作業界なら、そのまま映像制作ソフトの使い方を動画で解説してあげるのだってすごく需要があるでしょう。本で読むよりも動画の方がはるかに理解度は高くなります。
学問を含めたありとあらゆる「勉強」にとって、映像との相性は抜群です。
動きややり方を教えるのに映像は最適
レシピ動画は、料理の際の動きを教える動画だといえます。DIYも家事も勉強も、基本的には動きややり方を教える動画です。
つまりこれらのジャンル以外でも、動きややり方を教える際には、動画はすごく活きてくるということです。そういうジャンルを見つけて動画をまとめて用意してみると、次なるヒットに繋がるかもしれません。
テキスト：ナインフィールド
プロデューサー 高瀬 慎一
