ただのアートでは終わらない。プロジェクションマッピングの新しい活かし方とは?

ただのアートでは終わらない。プロジェクションマッピングの新しい活かし方とは?
2020年1月20日 ninefield

いつしか一般にも広く知れ渡ったプロジェクションマッピングという手法。プロジェクションマッピングといわれて、それが何のことかわからないという人は少ないでしょう。
そんなプロジェクションマッピングですが、用途は今のところ限られている印象です。でもせっかく優れた見せ方が出来るのに、限られた用途にしか使わないというのはもったいないでしょう。プロジェクションマッピングは、今後もっといろいろなシーンで生かされるべきものです。



 



 



大きな広告として活用する

プロジェクションマッピングとは、いうなれば大きなスクリーンに映像を映したものです。立体的に見えるものが多いという特徴はあるものの、基本構造はプロジェクターで壁に映像を映すのと同じことになります。だから、広告活用することだって十分可能です。実際スクウェア・エニックス社はファイナルファンタジーの宣伝をプロジェクションマッピングで行ったこともあります。

今はまだプロジェクションマッピングを利用した屋外広告に関しては規制も厳しいといえます。しかし2019年8月には、株式会社ネイキッドが東京都で「大型マッピング広告実証実験」を実施。東京都とそのデータを共有しています。

また国土交通省も、「プロジェクションマッピングを活用することで、まちの活性化や都市の魅力向上につながることも期待できる」としており、今後だんだんとプロジェクションマッピングの広告活用の自由度は高くなっていく可能性は高いといえるでしょう。

プロジェクションマッピング広告というサイズの大きな広告動画のインパクトは、今までの広告動画と一線を画します。テレビCMからWEB広告へと流れてきた広告の波も、次はプロジェクションマッピングに行き着く可能性は高いでしょう。

 

介護や医療にも活用できる可能性はある

医療や介護の分野では、VR・ARが治療やケアに用いられることもあります。たとえばPTSDの治療のためにVRが用いられることがあるのです。そうしたVRやARの活用事例を考えると、プロジェクションマッピングも介護や医療に応用できるといえるでしょう。

たとえば、プロジェクションマッピングを用いて、昔自分が住んでいた家の風景、家の様子を病室内に映します。それを見て、その家に住んでいたころの自分をリアルに思い出し、少しでも尊厳を取り戻す。そんなことが期待できるのではないでしょうか。

 

インテリアとしての活用も考えられる

たとえばカフェやレストラン、あるいはアパレルショップなどで、プロジェクションマッピングを利用して、階段や壁に全く違う世界を投影します。それはいうなればインテリアの一部といえるでしょう。

そんなふうにプロジェクションマッピングでインテリアを描いていけば、いちいち実際のインテリアを変えることなく、ガラっと雰囲気を変えることが可能です。夏場であれば夏らしい映像を、冬場であれば雪を表現したようなクール感のある映像を投影するなど、季節に応じて店内の雰囲気を変えることも可能です。

 

まだまだ可能性を秘めているプロジェクションマッピング

プロジェクションマッピングは、アートだけではなくこのように様々なことに活用可能です。今後そんな活用性に多くの人が気付き、プロジェクションマッピングを街中で見かけることがもっと多くなる可能性は極めて高いです。そうなる前に先に手を打っておくのは大いにありでしょう。

 

テキスト:ナインフィールド
ディレクター 有明 雄介