動画制作新時代!クライアントからの依頼ではない、新しい働き方

動画制作新時代!クライアントからの依頼ではない、新しい働き方
2020年2月10日 ninefield

これまでの動画制作では、たとえBtoCであってもBtoBであっても、基本的に仕事のもととなるクライアントがいるのが一般的でした。「クライアントから動画制作の依頼を受けて、発注に合ったものを制作して納品する」というのが主な流れです。
でも実は今の時代、動画制作家としての働き方はそれだけではなくなってきています。



 

 



「販売」という新しい働き方

「まずクライアントがいる」という従来の動画制作の働き方とは違う、新しい時代の働き方といえるのが「販売」です。

たとえば動画素材を制作してそれを販売するという働き方。あるいは動画素材を制作して、それを直接販売するわけではなく自分のブログやサイト上で無料配布し、アフィリエイトでお金を稼ぐというやり方も、一つの販売的な働き方です。

販売するのは何も、動画に使うための素材でなくとも問題ありません。たとえばより多くの人に重宝されるであろう、テンプレートも販売対象といえます。

海外ではVideohiveなどのこうしたテンプレート販売サイトもにぎわっていますし、日本でもだんだんと高い注目を集めるようになってきています。

 

「販売」という働き方の利点とは

クライアントありきの従来の働き方では、一つ仕事をした分の対価を、一つのクライアントから頂き仕事は終了しました。

しかし販売にはクライアントがいません。1対1の商売ではなく、1対多数の商売だといえます。

だから、一つ仕事をした分が、いつまでも勝手にお金を稼いでくれる可能性も十分あります。ヒット曲を出した音楽家は、特に新しい仕事をしなくともそのヒット曲がいまだに売れているおかげで自然とお金が入ってくることもあります。それと同じ状況が、動画制作において起こる可能性があるわけです。

そんな働き方が登場したことは、1労働につき1対価でやってきた今までの動画制作の根本を大きく揺るがす、新時代へのターニングポイントだといえるでしょう。

 

販路がこれからもっと増えていく可能性は極めて高い

動画制作の市場規模は、これからどんどん増していくことが予想されています。実際ここ数年だけ見ても明らかに新規参入業者は増えてきていますし、一般的の人であっても動画編集ができるという人がすごく増えてきています。

動画編集をする企業や人が増えれば、当然ながら動画素材へのニーズは増していきます。これからますます動画素材販売・動画テンプレート販売を行うサイトや業者が増えてくる可能性は極めて高いといっていいでしょう。

そんな風に販路が増えれば、今後動画制作会社においても、メイン事業が素材販売であるというところが増えてくる可能性は多々あります。

 

今のうちから売れそうな素材をたくさん作っておくのもおすすめ

基本的にはどこで使えばいいのが分かりやすく、かつ簡単に使うことが出来る素材が売れやすいのが今の動画素材・テンプレート販売の現状といえます。それは今後もそうそう変わらないでしょう。

動画素材販売時代がより本格化していく前に、売れそうな素材を大量に制作しておくというのもおすすめできます。

 

テキスト:ナインフィールド
プロデューサー 高瀬 慎一